2014年05月29日

暮らしの実況レポート、はじめます!

当ブログも無事100回目の記事を書くことができました。
これもひとえに皆様のご愛顧のおかげです。

さて、記念すべき100回目からは、実際にお住まいのかた(M様邸 奥様)にインタビューして書きあげた、暮らしのレポートをお伝えしていきます。

1.お施主様の暮らし

『わたしたちの家づくりはあまりふつうのケースではないかもしれません。というのは、家族構成がすでに成人に達した6人家族だからです。今後しばらくはこのスタイルが続くので、標準家庭というにはちょっと違和感があるかもしれませんね。

じつは新居の建築を決めたとき、一番考えたのは、全部の消費エネルギー代でした。というのは、旧宅は大正期に建った、大きいばかりでムダな空間が多く、しかもそれこそ隙間だらけの家だったからです。本当に寒い時期には、それぞれが個室ごとに灯油ストーブを焚くことになり、これに電気料金と浴室用のガス料金を加えると、月間平均にして6万円にも達するエネルギー関係の出費が続いていたんですね。灯油はドラム缶で購入し、ひとシーズンで8本(×200リットル=1600リットル!)も消費していました。ストーブは7台必要でした。こたつも結局は6月頃まで手離せずにいましたし。

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そんなわけで、新居建築にあたって、北欧住宅の超高気密高断熱住宅の選択に迷いはありませんでしたし、太陽光発電の設置によってどれくらい効用があるかは切実な問題でもありました。東電の原発事故をきっかけに、電気料金は値上がりする一方ですし、政府の円安政策で灯油の価格も値上がりしてゆくようでしたし。テレビを見ていれば「向こう10年で家庭用エネルギー消費額は倍増する」などというニュースが飛び込んできますし、家庭用エネルギー問題は生活防衛において重要な問題だなと思っていました。

実際、時間の経過とともに、除染や補償さらには高放射能廃棄物の保管、さらには廃炉問題とか、この先一体どこまで支払代金がふくれ上がるかわからない。これらが受益者負担の掛け声でわたしたちの負担になっていくかもと考えると、老後の国民年金の大部分が、エネルギーの代金になってしまうことさえ想像してしまいます。(お施主様 談)』

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この後、お施主様の暮らしはエアコン6台だけの生活へ・・・

「2.お施主様の新居のスペック」へつづく。。
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posted by ルフトハウス スタッフ at 15:02| 暮らしの実況レポート | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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